<< いよいよ来週です | main | 「聴雪」 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


  • 2015.03.08 Sunday
  • -
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

「風信帖」臨書

今回の禅書道は空海筆の国宝の書、「風信帖」の臨書をしました。
いつも通り禅で呼吸を整えてから、半紙と向き合いました。

IMGP6964.jpg

禅書道に参加する度に、書道の難しさを痛感するのですが、今回は特に難しかった。
今回参加した皆さんもそう感じられた方が多いのではないでしょうか?
何せ今回は歴史的な書の達人、空海の書を参考に書かなければならないのですから。
しかし、難解な書であればあるほど書き上げた後の達成感もまた格別です。

IMGP6966.jpg


みなさんとてもいい表情ですね。

後日講師の笠倉先生から参加者の方々へメールを頂きました。
下記引用


「風信帖」の臨書、お疲れさまでした。
日本で最も有名な「風」を書いてみた感想はいかがでしたか?
空海筆のこの国宝の書は、天台宗の最澄に仏教の書物を頂いた御礼と、伺いたいがあまりに忙しいので来て下さいませんか?という内容の手紙です。
まず、皆さんと読んだように、文章が素晴らしいですよね。こんな手紙書いてみたいものです。
 
「風信雲書 自天翔臨 披之閲之如掲雲霧兼 ・・・」
風に乗って来た便り、雲のようにやってきた書、まさに天から翔け降りてきました。この書物を開いて拝見しましたら、雲霧が晴れて太陽が輝き渡ったようです・・・。
 
ざっとこのような意味でしょうか。
空海の書物に接した喜びと感謝が伝わってきますね。
 
さて、空海は書の天才ですが、様々な書体に通じており、特に飛白体と呼ばれる刷毛で自然の形をそのまま書として写し取り造形したような書は、空海が自然をどのように見ていたかが偲ばれます。
 
真言とは本当の言葉、ですが、本当の言葉って何でしょうね?
禅では不立文字といって、真理は言葉にできないと言いますが、その真意は、通常私達が認識している世界は文字化出来る世界、つまり私達個人の自分の範疇で経験や理解のできるものでしかありません。しかし禅ではそのように自分の範囲という限定をかけずにあるがままを見る、それを本当の智慧といい、そのためには私達が頭で認識する以前の魂そのもの、言葉に落ちて理解する以前の状態、そこを「父母未生以前」といい、言葉にならない世界、といいます。
これを般若心経では「色即是空」と表現しています。
つまりすべての形あるもの「色」は「空」、私達の限定を超えて存在があることを教えています。
 
自分という限定でしか物を見られない、感じることがでないとしたら、そこには自分が作り上げた自分の執着が作り上げた世界にしか生きていないということになります。
禅は、言葉に落ちる前の自分をいつも心の基本にし、色メガネを通さずに物を見、感じることで、自分という狭い世界から脱し、自分で作った悩みや苦しみの世界から大きく飛躍し、本当の自由を得ることを目的とします。
そのような目で見た時には、すべての自然は本来の命の発露であって、この世のものは真理の体現に他ならないということになります。
つまりすべてのものは真言なのです。これが般若心経の「空即是色」です。
 
さてさて今回の書道に戻りますが、
空海の書の感想に、高藤さんがナイスなコメントをしていました。
「とっかかりがない・・・」
素晴らしいですね。本当に上達されました。これが感じられるとは素晴らしいと思います。
空海の書は学ぶべき点が満載で、とっかかりの宝庫です。しかし、書いてみると、スピードを真似ればただ急いでいるだけの線になってしまう。なんで?全然違う・・・
 
強く時間をかけた角の止りを真似すれば、
これまた天の原さんがナイスなコメントでしたが、ただの重たい角になってしまう・・・
天の原さんも本当に深い感想でした。素晴らしい!!
 
そうなんです。光明皇后の臨書の時に申し上げましたが、この個性の強い字を臨書する事で、
時空を超えて肉薄する、彼女の息遣いまでもが感じられ自分の中に息づくという書道独特の感じ方を体験していただきましたが、
同じようにやっても空海の書は人物像が伝わって来ないのです。とっかかりがない・・・
それは天才宗教家の境地を示しています。
それを感じただけでも素晴らしい体験ではないでしょうか。
どんな研究よりも、皆さんの身体で真言の一端を感じたことにならないでしょうか。
 
挑戦すべき壁が見えない、やるほどにわからなくなるという大きな壁を感じる、空海の臨書はそういう宗教的なところまで連れて行ってくれると私は思います。
 
とはいえ、たった一時間強の時間の中で、皆さん素晴らしい書が書けましたね。
最初のいす坐禅の気持ちを忘れずに一心に集中していくことで無心になり、自分の範囲を超えて迫っていく、それ以外、物事に対峙する心のありかたはありません。
どんどん書が迫っていく様子が教室中にありました。
よく書けていると思います。上達の様子に毎回感動ですが、今回もまた私の方がうれしがっていたかも!
 
来月は再び禅語を書きます。今度は自分の書を引き出し磨くことにいたしましょう。
2月にふさわしく「聴雪」です。
そして3回に1回は人類の宝である古典に無心で挑む臨書をいたしましょう。
 
今日は日暮里の択木道場で禅フロンティア「社会運動と禅」のフォーラムです。
女性史の日本における第一人者が揃う回になります。楽しみです。
また2月10日は択木道場で「禅とは何か」の講演をします。よろしかったらぜひ。
 
寒い日が続きますが、どうかお身体お大切に。
合掌



2月9日(土)からは、2012年2月コースがスタートします。




スポンサーサイト


  • 2015.03.08 Sunday
  • -
  • 00:00
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
http://www.nikeairvapormaxflyknit.us.com/ nike flyknit
http://www.fitflopsshoes.us.com/ fitflop sale
http://www.birkenstocksandalssale.us.com/ birkenstock shoes
http://www.longchampbag.us.com/ longchamp le pliage
http://www.kyrie-4.us.com/ kyrie 2
http://www.adidasyeezy-350.us.com/ ultra boost
http://www.pumafentyrihannashoes.us.com/ puma slides
http://www.pandorajewelryscharms.us.com/ pandora bracelet
http://www.fitflops-sale.us.com/ fitflop uk
http://www.louboutinredbottoms.us.com/ louboutin trainers
http://www.jordans11shoes.us.com/ jordan 4
http://www.salomonspeedcross3.us.com/ salomon speedcross 3
http://www.hermesbirkin-handbags.us.com/ hermes birkin
http://www.pandora-jewelrysale.us.com/ pandora rings
http://www.pandorajewelryrings.us.com/ pandora earrings
http://www.airmax90shoes.us.com/ air max 97
http://www.katespadepurses.us.com/ kate spade laptop bag
http://www.kd10-shoes.us.com/ nike kd 8
http://www.jordan11spacejams.us.com/ jordan 11
http://www.curry4-shoes.us.com/ kyrie irving shoes
http://www.lebron15-shoes.us.com/ nike lebron
http://www.nikeairmax-90.us.com/ nike flyknit
http://www.adidas-ultraboost.us.com/ adidas ultra uncaged
http://www.yeezyboost350shoes.us.com/ yeezy 750
http://www.adidasnmdrunnerr1.us.com/ ultra boost mens
ドリフトliuyuzhen
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック

現在申込受付中の講座

笠倉 玉渓
「禅フロンティア」主幹
人間禅道場にて、27年間参禅。
現在、「禅フロンティア」を主幹する他、お経をわかりやすい言葉で解説する「坐禅と写経の会」を関東7ヶ所で主催。
また、「禅書道教室」では子どもから大人まで学べる禅の呼吸で書く書道を提唱。
カルチャーセンター講師、ライター、全国で講演を行う。

PR
calendar
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< April 2018 >>
最近の日記
カテゴリー
過去の日記【月別】
recent comment
リンク
プロフィール
search this site.