禅書道@桜美林大学アカデミー 11月コースの2回目は、「しらゆき」、ひらがなです。
元字である漢字を知り、ひらがなに崩された過程に日本人の感性を味わいながら、コツを学びました。
----------------------------------------------------------------------------
ひらがなができたのは9世紀ごろと言われています。それまでは漢字の音を日本語に当てていました。日本は常に文化が先行く中国に目が向かっていましたが、当時中国も混乱し行き来が絶えたのでした。そうなると人間でもそうでしょうが、内側が熟してきます。平安時代は日本の感性がゆっくり熟した時代でもありました。
日本の精神性は川の流れのように観察し、そのものを深く感じ味わう無常観にあります。ひらがなはまさに流れ流れていく川のように漢字を日本人の感性そのままにやさしくくずしていきました。
源氏物語はひらがなで書かれましたが、まさにまるで川の流れのような物語です。もし漢字ばかりが力強く並んでいたとしたら、あの仏教の無常観がそのまま物語になったような作品ができたのだろうかと思えてきます。
ひらがなを生んだ感性と源氏物語の感性は一致していると思います。
ですから両者はどちらも欠けるわけにいかない、大事な私たちの根底を流れるものが含まれているように思えます。
さて、元の漢字を知ると、その違いの中にこそ日本人の感性が生きていることがよくわかります。
ひらがなはけっして記号のように思ってはあまりにもったいない素晴らしい造形をしています。今回の「しらゆき」の元字は「しは之」「らは良」「ゆは由」「きは幾」なのです。なのでそれに添ったきまりがあるのです。漠然ときれいに、ではなく、元字のルールを活かすことが肝心&早道&正しい方法なのです。
最初は難しいかもしれませんが、知ればなるほど!となること請け合いです。
他の講座でもおまけでお話することもありますし、講演することもあります。皆さんとても面白がってくださいますよ。文字というのは国民性を含み出来上ってきたものでしょう。ぜひ見直していただきたいですね。大事な私たちの文化ですから。

八ヶ岳山麓のお住まいと銀座のお仕事場を行ったり来たりのデザイナーさんです。美しくやさしく書けました。お人柄でしょうね〜〜

前回は紙が小さすぎるー?とおっしゃってましたが、今回は入りましたねー笑 しっかり着実な線は信頼できる感じのお人柄の反映でしょうね。

ずいぶん上達しましたね。。これだけ書ければ上等上等でス。「ゆ」はよく決まりが守れていて美しいです。立派です!

お茶に着付けに、さらには禅書道とニッポン道を歩む美しきお嬢さんですが、実は結構字はたくましいのですよね。伸び伸びとした線は見る側の気持ちもさっぱりさせてくれますね。

ん
最近奈良にハマっているそうで・・・相変わらず独特の線が興味深いですねー。漢字を書かせたらまるでお坊さんの字のような味わいですが!ひらがなもまた粘りがあっていいではないですか?

草書の免許があるという方で、他の書体の勉強に来られています。やっぱりきれいですね。さらりとしていて美しいです。
----------------------------------------------------------------------------
今回はどうでしたか?写真公開NGの方もいらっしゃってお見せできないのは残念ですが、今日も楽しくお稽古しました。
何人かの方から、さらりと書くのはフラストレーションだった〜と。
なるほど、禅書道はしっかりとした呼吸で全身雑念なく書くことで、自分らしさが素直に出てくるのが醍醐味ですから、力を込められなくて発散にならなかったのかしら??
次回は大きな紙に書いていただきますから、いつものようにそれでは弱い弱い!と言われないようにね。
それでは次回までお元気で。再会を楽しみにしていますね。
(笠倉玉渓)